伊賀茶碗
- 景色・見どころ -
火色
薪窯焼成による炎が器にあたると土が反応し赤褐色に器面が発色する器肌を火色という。又、炎のあたらなかった部分は白く残ります。その部分を抜けと呼んでいます。
ビードロ
焼成中、作品に薪の灰が降りかかり、素地に含まれる長石とともに溶け出し、ガラス質となり流れ出します。その部分をビードロ、または、自然釉とも言います。
窯変
窯の中で器が酸化や還元、燠(おき)のあたり方など、複雑に繰り返される事により、器肌が思いもよらない景色となることを俗に窯変と言います。
焦げ
焼成中、器が燠(おき)に埋まり、素地そのものや流れ出した自然釉が黒くなった部分を、焦げと言います。
石ハゼ
素地に含まれる長石や珪石が器の表面にはじけた部分を石ハゼといい、信楽独特の見どころとなっています。
蜻蛉の目
ビードロが流れ出した先が釉溜まりとなり、丸く盛り上がったその先端をそう見えることから俗に蜻蛉の目と呼ばれています。